Q1 そもそもリトルリーグってどういう組織?
A. アメリカ合衆国発祥の少年少女を対象とする硬式野球のリーグです。
世界最大の少年野球組織であり、アメリカ・ペンシルベニア州ウィリアムスポートに国際本部が置かれ、毎年世界大会が開催されています。
つまり、リトルリーグは、世界につながる、世界標準の少年野球です!
日本では150を超えるリーグ(チーム)があり、浜松リトルは、26のチームからなる東海連盟に所属しています。
プロ野球においても、リトルリーグ出身の選手が数多く活躍しています。
プロ野球選手とリトルリーグ | リトルリーグについて | 公益財団法人日本リトルリーグ野球協会 (jllba.com)
大谷翔平選手(岩手・水沢リトル)や松坂大輔選手(東京・江戸川南リトル)も、小学生からリトルリーグに所属して活躍しました。
Q2 リトルリーグにはどんなルールがあるの?
A. 最大14人のベンチ入りの選手全員が打順に入る、全員連続打撃オーダー制を導入しています。
そのため、ベンチ入りしたメンバーは、全員打席に立つことができます。
また、一旦、交代でベンチに下がった後でも再び出場できるリエントリーというルールもあります。
多くの子供たちに野球を楽しく好きになってもらう仕組みがリトルリーグにはあります。
Q3 硬式ボールは固くて危なくないですか?
A. 高校野球やプロ野球と同じサイズの硬式ボールを使用しています。
軟式ボールやソフトボールと比べてボールが固い分、危険が伴うのは事実ですが、そのためヘルメットや保護具(心臓パット等)の装着の徹底、グランドのイレギュラーによるケガを防ぐためのグランド整備の重点化、AEDの常設など安全対策を施しています。
Q4 硬式ボールのため、肩や肘を壊さないか心配です。
A. 硬式ボール(145g程度)は軟式ボール(129±1.8g)と比べて重さがありますが、それにより肩や肘を壊すという科学的根拠はありません。
なお、小学生のソフトボール(163g程度)は、硬式ボールよりも重いボールを使用しますが、それにより故障が多いとは聞かれません。
当チームにおいては、個々のレベルに応じて適切に指導し、怪我のないよう細心の注意を払っています。
また、リトルリーグには、怪我を防ぐために、下記をはじめ様々なルールが設けられています。
・ ピッチャーの球数制限
年齢ごとに一日の投球数が定められ、休養日数が定められています。
これにより、一人のピッチャーが続けて何試合も登板することはありえません。
普段の練習においても、身体に不調が生じることのないよう細心の注意を払っています。
・ 6イニング制
・ マウンドの距離
14mとなっており、軟式野球(16m)よりも投球距離が短くなっています。
・ 離塁(塁を離れること)の制限
軟式野球では、盗塁も含めた走塁という部分が勝敗に大きく関わりますが、リトルリーグでは、ピッチャーが投げた球がホームベースに到達するまで、ランナーは自分のいる塁を離れてはいけない、離塁の制限があります。
これにより、ピッチャーは、ランナーをけん制する必要がなく、ランナーを気にすることなく、自分のピッチングフォームに集中することができます。
Q5 これから野球を始めようと思うのですが、初心者でも指導してもらえますか。
A. これから野球をはじめようというお子さん、大歓迎です!
当チームには、スタッフ紹介欄記載のとおり複数人のスタッフがおります。初心者や低学年を指導するスタッフもおりますので、安心してご入団いただけます。
Q6 まだ低学年で、一日練習できるか心配です。
A. 小学校2年生までは、午前中のみの練習参加で構いません。
練習に慣れて、お子さんが午後の練習にも参加したいと思うようになってから、少しずつ午後まで練習する回数を増やしていっていただければと思います。
低学年のお子さんは、お休みも自由です。
まずは楽しく、野球に親しむことから始めていただいています。
Q7 学童野球(軟式野球)やソフトボールから移ってくる子もいますか?
A. もっと野球が上手くなりたい、硬式野球をやってみたいとして、入団されるお子さんもたくさんいます。
はじめは、ボールの大きさ、固さ、バウンドの違い、バッティングにおけるボールの飛び方の違いなどに戸惑うかと思いますが、必ず慣れていきます。
いずれ中学生ないし高校生になったら硬式野球をやろうとお考えでしたら、脳や神経系が発達し動作の習熟に最も適するとされる児童期に始めることで、短期間のうちに硬式球に慣れ、違和感なくプレーできるようになると考えます。
個々のレベル、状況に応じた的確な指導を行っておりますので、安心してご入団ください。
なお、通常、軟式野球チームの場合、6年生の活動は12月ないし1月に終了するようです。そのため、12月ないし1月から、中学のクラブチームの活動が本格化するまで、十分に野球ができない期間が生じるようです。
この点、リトルリーグは、中学生を対象とするリトルシニアと連携しており、3月まで公式戦があります。
小学校6年生の3月まで(誕生月が9月~3月の選手は中学1年生の6月まで)、充実した野球ができることも、リトルリーグの魅力となっています。
Q8 女子でも入団できますか。
A. 大歓迎です!
高校の女子硬式野球も、決勝戦が甲子園で行われるようになりました。
静岡県内でも、高校女子硬式野球チームが設立されるようになり、女子野球の競技人口が増えています。是非、一緒に野球をしましょう!
ちなみに、リトルリーグの塁間は、ソフトボールと同じで、いずれも18.29mとなります。
小学生のうちはリトルリーグに所属し、中学は女子ソフトボールで活躍する選手もいるようです。
Q9 父母の当番はありますか?
A. 小学校3年生以上のご家庭は、1か月ないし2か月に一度の頻度で当番を担当いただいています。
当番の主な仕事は、子ども達の見守り(ボールが当たったときのアイシング、怪我や体調不良時の対応や万が一怪我が発生した場合の保護者への連絡等)です。そのほかは、冷蔵庫へのペットボトルの飲み物の補充、簡単な清掃、練習終了時の消灯や鍵締めの確認等となります。
(逆にいいますと、当番の日以外は、グランドに付き添っていただく必要はありません。)
あくまでも子ども達のためのものであり、昔の野球チームでイメージされる、指導者のための“お茶当番”ではありません。
当番の廃止も検討をしましたが、練習中、スタッフのほかは、保護者が誰もいないときに怪我をしたり体調不良の子がでたことを考えると、現状、見守りの保護者は必要だろうとの判断に至っています。
特段の仕事が発生しなければ、ゆっくりと子ども達の練習の様子をご覧いただけますので、子ども達の成長、上達を見守る機会としていただけたらと思います。
なお、当チームにはエアコン完備の放送室がありますので、寒さや暑さをしのぎつつ子どもたちを見守ることができます。
従前、当番は母に限っていましたが、母が一日グランドにて付き添うことが難しい場合もあることから、当番となった各ご家庭にてご担当いただくように変更しました。
父には、予定がつく方には任意で、グランド整備・保全、試合の際には審判の手伝いをいただいています。
なお、審判につきましても、野球の経験は問いません。
審判講習会があり、ルールや審判のやり方の講習もありますし、最初は練習試合で塁審からご参加いただいています。
また、グランドを無償でお借りしている関係で、夏期にはグランド周辺の草刈りにご協力をいただいています。
少年野球において、父母の負担は大きな問題となっています。
当チームにおいては、お子さんが野球をしたいのにも関わらず、父母の都合であきらめることのないよう、可能な限り負担が減るよう改善を図っています。
家族形態やご家庭の事情は様々であるかと思います。
お子さんが野球に興味を持たれているのであれば、父母の負担をご心配されることなく、まずは見学にお越しいただければと思います。
Q10 練習の付き添いは必要ですか?
A. 特段、付き添いをいただく必要はありません。
子どもを送迎していただければ、あとは優秀なスタッフにお任せください。
Q11 会費以外に費用はかかりますか?
A. 試合で遠征をした場合の交通費がかかりますが、車を出していただいたり運転をしていただいたご家庭からはいただいておりません。
Q12 用具はチーム指定のものを購入する必要がありますか?
A. 普段の練習着については、メーカー等の指定はありません。
ユニフォームや帽子などはチーム指定のものをご用意いただく必要がありますが、必ずしも一度に購入する必要はありません。卒団生に不要になったものを寄付していただいてできる限り安価でお譲りしたり、バザーを実施することで、極力ご負担が減るよう配慮しています。
バットは、リトルリーグの基準に合うのものを用意いただく必要がありますが、まずはチームのものを使用して重さや長さなどを確認いただいてから、お好きなものを用意いただければと思います。
用品購入の指定店などはありませんので、お好きなお店で金額を比較して揃えていただくことが可能です。
Q13 硬式グローブを用意した方がいいですか?
A. ほとんどの子どもが軟式用のグローブを使用しています。
握力が強くなるまでは、まずは軟式用のグローブを用意されればよいかと思います。
Q14 リトル卒団後の進路はどうなりますか?
A. 上部組織に浜松リトルシニアがありますので、基本的にはそちらに進むことになりますが、お住まいの地域などにより、他の硬式チーム等へ入団する選手もいます。
浜松リトルシニアの情報は、こちらをご覧ください。
Q15 入団している選手はどの辺りに住んでいるの?
A. 浜松、磐田を中心に、これまで東は掛川の選手がいました。
学校は皆ほぼバラバラですが、グランドに来てしまえば、野球を通じてすぐに友達になっています。
Q16 監督、スタッフはどんな感じですか?
A. 甲子園を目指し、真剣に野球に取り組まれてきた方々に指導いただいています。
良いプレーを褒め、良いところを引き出すように意識されています。
失敗をとがめるような指導は一切ありません。
監督の明るい性格も相まって、とてもアットホームな雰囲気があります。
Q17 指導力向上のための研修制度などはあるのでしょうか。
リトルリーグにおいては、指導者の指導力向上のため、定期的に研修会が実施されており、当チームの指導者も受講して、常に研鑽に努めています。
学童期は、人間の成長の中で一度しか訪れることのない、運動能力の向上に重要な時期です。
子どもたちの発育・発達に応じた適切な指導を行うとともに、野球を通じて子どもたちの心身の成長に寄り添っていきたいと考えています。
Q18 チームの指導方針を教えて下さい。
A. 「高校野球で活躍するための礎を築く」
プロ野球選手であっても、小学生の頃は小柄な選手であった方も大勢います。
仮に小学生の今の時点で身体の小さな選手であっても、いずれはぐんぐん成長するときがくるはずです。
小学生のうちに身につけるべきことは、しっかりスイングし、ボールを遠くに飛ばす能力であると考えています。
当チームは、バントやゴロを転がすことを目的とした練習は行っておりませんし、試合においても、小柄だからという理由でバントの指示をすることはありません。
もちろん、試合で勝つことは、選手のモチベーション向上にとっても重要ですが、目の前の試合の勝ち負けに拘泥するのではなく、常に、選手の将来にとって今どうすべきかとの観点で指導を行っています。